大村 高広|Takahiro Ohmura
建築設計・批評、博士(工学)
1991年生まれ(かに座)。2023年より茨城大学助教。
建築設計、研究、批評・執筆活動、芸術作品の制作を通して、都市化以降の──郊外での、あるいは後背地での──生の持続を支え励ます共同の可能性と、そこでの建築の新たな必然性の位置を検討している。
主な仕事に「新宿ホワイトハウスの庭」(改修、2021)、「手前の崖のバンプール」(構成・美術、2022)、「上大岡の衝立」(改修、2022)等。「倉賀野駅前の別棟」(齋藤直紀と共同) でSDレビュー2019入選・奨励賞。
Research Interests 建築設計・建築理論・建築計画・建築構法・図学
Researcher number 80980929
e-mail info@tkhrohmr.com
url https://www.tkhrohmr.com/
学歴
2021 博士(工学)(2021年9月 東京理科大学)
2020 東京理科大学大学院理工学研究科建築学専攻博士後期課程 単位取得満期退学
2017 東京理科大学大学院理工学研究科建築学専攻修了
2015 東京理科大学理工学部建築学科卒業
職歴
2023- 茨城大学、理工学研究科(工学野)都市システム工学領域、助教
2023 Office of Ohmura (OoO) 設立
2022-23 東京理科大学、非常勤講師
2022 東京都市大学、非常勤講師
2021-23 GROUP 、共同代表
2021-23 日本建築学会、建築討論委員会 委員
2020-23 公益財団法人 窓研究所
2018-21 東京デザイナー学院、非常勤講師
論文
2023 [学術雑誌]「重力と歴史──新宿ホワイトハウスの歪んだ立方体」、『思想 2024年1月号』、2023年12月26日、pp.96-114
2023 [口頭発表]「建築空間のグリッド性に潜在する政治経済学的側面に関する一考察」、2023年度日本図学会大会(宇奈月温泉)、2023年11月
2022 [国際学会] Yuji Katagiri, Taizo Iwashita, Hirotoshi Takeuchi, Takahiro Ohmura, Ikko Yokoyama and Tatsuo Iwaoka: Grid as Memory in City and Architecture, ICGG 2022 - Proceedings of the 20th International Conference on Geometry and Graphics, Springer, pp.477-488, 2022(査読付きプロシーディングス)
2022 [口頭発表]「大都市の小建築──「貧しいプロジェクト」への理論的考察」、第16 回表象文化論学会研究発表大会、東京都立大学、2022年7月(査読付きプロシーディングス)
2021 [博士論文]「現代建築の平面形状における幾何学性と尺度:建築空間のアロメトリー性について」、東京理科大学、2021年9月
2021 [査読論文] 大村高広、片桐悠自、岩岡竜夫「円形平面を用いた現代建築作品にみられる類的構造建築における幾何学性と尺度に関する研究 その2」、『日本建築学会計画系論文集』、2021年86巻783号、 pp.1581-1591
2019 [査読論文] 大村高広、片桐悠自、岩岡竜夫「正方形平面を用いた現代建築作品にみられる類的構造建築における幾何学性と尺度に関する研究」、『日本建築学会計画系論文集』、2018年83巻752号、pp.2067-2077
2018 [国際学会] Takahiro Ohmura: Introduction to “Architectural Geometry”: Through analysis
of architecture made of square plan, ICGG 2018 - Proceedings of the 18th International Conference on Geometry and Graphics: 40th Anniversary - Milan, Italy, August 3-7, 2018 (Advances in Intelligent Systems and Computing), pp.955-967, 2018(査読付きプロシーディングス)
著作
2021 『ノーツ 第一号 庭』(NOTESEDITION, 2021.2)
2020 『図 5 建築と都市のグリッド』(東海教育研究所 , 2020.8)
2018 『図4 建築のスケール』(東海大学出版部 , 2018.3)
執筆
2023 [批評] 「必然と偶然の分岐点で」(西澤徹夫個展「偶然は用意のあるところに」展レビュー)、TOTOギャラリー・間 ウェブサイト
2023 [批評] 「先行するP」(水戸市民会館開館記念事業「アートセンターをひらく 2023 ─地域をあそぶ」展レビュー)、『新建築 2023年9月号』、新建築社、17頁
2023 [連載] 「手入れ / Repair トー横キッズ」、『建築ジャーナル 2023年6月号』、建築ジャーナル社、46-47頁(共同執筆:井上岳・齋藤直紀)
2023 [連載] 「手入れ / Repair ダンボール村」、『建築ジャーナル 2023年2月号』、建築ジャーナル社、36-37頁(共同執筆:井上岳・齋藤直紀)
2022 [連載] 「手入れ / Repair 状況劇場」、『建築ジャーナル 2022年11月号』、建築ジャーナル社、34-35頁(共同執筆:井上岳・齋藤直紀)
2022 [エッセイ]「魂の宿」、『Houseplaying No.01 Video』、Office Yuasa、227-231頁
2022 [エッセイ]「引き受け、踏みとどまること」(鯨井勇『プーライエ』を訪ねて)、『建築ジャーナル 2022年10月号』、建築ジャーナル社、25-27頁
2022 [連載] 「手入れ / Repair 新宿騒乱」、『建築ジャーナル 2022年8月号』、建築ジャーナル社、40-41頁(共同執筆:井上岳・齋藤直紀)
2022 [企画・制作・編集]「清掃のハードコア」、「建築討論」2022年7月号特集
2022 [批評]「水屋根 / Water Roof」、『MALOU』、発行人:吉田山(日・英・中)
2022 [エッセイ]「同じ意味のモスク」、『建築ジャーナル 2022年8月号』、建築ジャーナル社、31頁(共同執筆:井上岳)
2022 [批評]「「いったん保留」のワイルドカード:カワイイ建築パラダイムを振り返って」、新建築オンライン
2022 [連載] 「手入れ / Repair グリーンハウス」、『建築ジャーナル 2022年6月号』、建築ジャーナル社、36-37頁(共同執筆:井上岳・齋藤直紀)
2022 [エッセイ]「崖っぷちの労働と遊び」、「手前の崖のパンプール」展リーフレット、20-22頁
2022 [連載]「手入れ / Repair」、『建築ジャーナル 2022年4月号』、建築ジャーナル社、37-39頁(共同執筆:井上岳・齋藤直紀)
2022 [エッセイ]「私性の最後の領土」、『建築ジャーナル 2022年1月号』、建築ジャーナル社、35頁
2021 [批評]「湿った幾何学」、小坂森中建築
2021 [批評]「瓦礫から鉢植えへ」、『SD2021』、鹿島出版会、93-96頁(共同執筆:齋藤直紀)
2021 [展評]「群島──抵抗する準拠点」、「都市のみる夢」展カタログ、東京都美術館、12-15頁
2020 [レポート]「土地、ネットワーク、そして複数の時間」、millegraph
2020 [批評]「手触りを梱包する」、『半麦ハットから』Book B、盆地Edition
2020 [批評]「軋轢にみちた融和に向かって」、architecturephoto
2019 [エッセイ]「「建ち方」の構築」、建築雑誌 第134集 第1730号、42頁
2019 [エッセイ]「スケールの零度」、建築雑誌 第134集 第1729号、41頁
2019 [書評]「なぜそこにプーさんがいるのか」、10+1 web site
展覧会
2023 [グループ展]「新しい嘘」、アート/空家 二人(NITO)、 東京、日本(藤倉麻子と共同)
2023 [会場構成]「REGARDING THE ECHO OF OTHERS」(高野ユリカ個展)、横浜市民ギャラリー、神奈川、日本
2023 [会場構成・出展]「産まみ(む)めも」、Oz studio渋谷東、 東京、日本(GROUP)
2023 [グループ展]「ENCOUNTERS メディア芸術クリエイター育成支援事業成果プレゼンテーション」、寺田倉庫B&CHALL 2F、 東京、日本(藤倉麻子と共同)
2022-3 [グループ展]"Make Do With Now – New Directions in Japanese Architecture", S AM Swiss Architecture Museum, Swiss(GROUP)
2022 [グループ展]「ATAMI ART GRANT 2022」、ホテルニューアカオ、神奈川、日本(GROUP)
2022 [会場構成]「感性の遊び場」、ANB TOKYO、東京、日本(GROUP)
2022 [グループ展]「ACAO OPEN RESIDENCE #7」、ホテルニューアカオ、神奈川、日本(GROUP)
2022 [美術・構成]物流型展覧会「手前の崖のバンプール」、東京湾
2022 [グループ展]「houseplaying」、FLASH、神奈川、日本
2021 [個展]「手入れ/Repair」、WHITEHOUSE、東京、日本(GROUP)
2021 [会場構成]野外美術展「のけもの」、3331 Arts Chiyoda、東京、日本(GROUP)
2021 [会場構成]「クバへ/クバから」(三野新写真展)、ANB TOKYO、東京、日本(GROUP)
2020 [インスタレーション]「appearance of Interior Room, appearance at Video Meeting」、上野駅Breakステーションギャラリー、東京、日本(奥泉理佐子 · 添田朱音と共同)
2019 [グループ展]「SDレビュー2019」、代官山ヒルサイドフォーラム / 京都工芸繊維大学美術工芸資料館、日本(齋藤直紀と共同)
2019 [会場構成]「アルヴァ・アアルト 内省する空間」、建築会館ギャラリー、東京、日本(堀越一希と共同)
2017 [展示模型制作]「人間のための建築 - 建築資料にみる坂倉準三」、パリ日本文化会館(Maison de la culture du Japon à Paris)、パリ、フランス(堀越一希・國分元太と共同)
レクチャー、トーク、インタビュー
2024 [トーク]「幾何学の内と外」(大室佑介×大村高広)、plateau books(大室佑介作品展「9 Häuser」にて)、2024年4月
2024 [トーク]「ギャラリートーク」(黒川智之×常山未央×大村高広)、AXIS Gallery(『スイス・ヴィジョン─新世代の表現手法』にて)、2024年4月
2024 [レクチャー]「ネットワークに着目した建築計画・構法研究の展開」、茨城大学工学部 都市・地域デザイン教育研究センター、2024年1月
2023 [インタビュー]「建築のマルジナリア|山をおりる、ノーツエディション」、Jodo Journal 4、浄土複合、38-39頁、2023年3月
2022 [レクチャー]「今、建築にとって理論とは何か」、東京都市大学 建築理論研究室連続レクチャー「歴史という企図/設計」、2022年5月
2022 [トーク]「建築に関わる20名の公論:Public meetsup with neighbors」、森美術館(Chim↑Pom展「ハッピースプリング」『道』にて)、2022年5月
2022 [インタビュー]「それでも紙で同人誌をつくる理由」、『建築討論』2022年1月号特集
2022 [レクチャー]「近作について」(齋藤直紀+大村高広)、東洋大学、2022年1月
2021 [座談]「雑誌『ノーツ』のつくりかた」(岡崎真理子×GROUP)、本屋B&B、2021年9月
2021 [レクチャー]「庭と建築」(山田紗子×GROUP×市川紘司×澤田航)、ミサワホーム Aプロジェクト室、2021年9月
2021 [レクチャー]「海外若手建築家勉強会 レポート2」(メニカン 海外若手建築家勉強会)、2021年7月
2021 [レクチャー]「公共性について」(齋藤直紀+大村高広)、東京デザイナー学院、2021年5月
2020 [トーク]「私室、あるいはヴィデオ会議への招待」(奥泉理佐子×大村高広)、カフェおきもと、2020年12月
2020 [トーク]「多木浩二と建築写真──三人寄れば文殊の知恵」(大村高広×塩崎太伸×長島明夫)、2020年11月
2020 [トーク]「タンネラウムを語らう」(板坂留五×佐藤熊弥×大村高広×奥誠之×黒坂祐)、RUI Itasaka、2020年8月
2020 [レクチャー]「倉賀野の庭と離れ」(齋藤直紀+大村高広)、東京デザイナー学院、2020年5月
2019-21 [レクチャー]「建築意匠論」(講義: 90分×15コマ)、東京デザイナー学院、2019-2021年
受賞/助成
2022-23 文化庁メディア芸術育成支援事業 | 国内クリエイター創作支援プログラム(藤倉麻子と共同)
2021-22 住総研 | 2021年度研究・実践助成(GROUP)
2019 SDレビュー2019 | 入選・奨励賞(齋藤直紀と共同)
2019 第3回 武蔵野美術大学建築学科 長尾重武賞(『図4 建築のスケール』)
2017 キルコス国際建築設計コンペティション2016 | 金賞
2016 第51回セントラル硝子国際建築設計競技 | 佳作
2016 第4回ヒューリック学生アイデアコンペ | 優秀賞
2016 第3回 POLUS 学生・建築デザインコンペティション | 入選
2015 第11回ダイワハウスコンペティション | 佳作
2015 第3回ヒューリック学生アイデアコンペ | 佳作
2015 赤レンガ卒業設計展 | 最優秀賞
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